白内障の手術において、眼内レンズの挿入がより高精度に行えるよう医師をサポートする解析装置「ORA System」が、2016年日本で初めて開発されました。
これにより眼内レンズがより的確に挿入されるようになるため、術後の満足度はさらに高くなるでしょう。
ORA Systemの特徴
日本アルコンが開発した「ORA System」(ORA術中波面収差解析装置)は、眼内レンズを挿入時に眼球の屈折率や固定する位置などをきめ細かく測定、解析した結果を表示します。
眼内レンズ挿入は通常術前に測定した数値をもとに固定位置などを設定しますが、実際は手術中の切開や水晶体の除去などで組織が収縮し、状態が変化してしまうため多少の誤差が生じてしまいます。
ところがこのわずかな誤差が術後の見え方に影響するのです。特に多焦点レンズでは顕著に現れ、患者の満足度を低める結果となっています。
こうした不満を解消するのがORA Systemの導入です。
手術中、その場で測定値をリアルタイムに表示してくれるので、誤差の生じようがありません。より最適な度数・固定位置を解析して提案してくれるため、今この瞬間の正しい情報に基づいたレンズの挿入が行えます。
さらに手術によって生じる誤差を定期的にアップデート。データが蓄積され、医師は症例を重ねるごとに自らの手術の手技が向上していくようになります。
1台1500万円と高額ですが、これにより術後の見え方がさらに良くなるのですから今後の普及に期待したいですね。
ルテインと白内障の関係
白内障の有名な対策はルテインを摂るですが、
ルテインが白内障の防止に効果があるかどうかは分かっていません。
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