滅多に無いが術後に眼内レンズがズレることがある!
白内障手術で眼内レンズを挿入しても、まれにズレたり、脱落したりすることがあります。
挿入したレンズが所定の位置からずれることを眼内レンズの偏位といい、レンズが脱落してる、もしくは大きく外れている状態を眼内レンズの脱臼、もしくは亜脱臼といいます。
痛みはありませんが、突然見えづらくなり、自力ではどうすることもできません。術後急に視力が悪化したと感じたらすぐに眼科を受診しましょう。
どうして眼内レンズがズレるのでしょうか?
術中のトラブルによるものと、術後のトラブル・変化によるものとに分けられます。
- 術中のトラブルとは?
- 術後のトラブル・変化とは?
眼内レンズを挿入する袋である水晶体嚢はとても破けやすいため、術中に後嚢破損することがあります。またレンズを支えるチン小帯が弱いとレンズの重みに耐えられずにチン小帯断裂することがあります。
こうした眼組織の弱さは手術してみないことにはわからないことが多く、まれに術中の対応が甘いとズレることがあります。
加齢で眼の組織が弱くなっていたり、水晶体嚢が縮むと眼内レンズがズレることがあります。その程度が少しであれば見えかたには影響しませんが、前嚢切開したところが術後3か月くらいまでに強く収縮すると、見え方に影響が出るようです。その他、術後に大きな外傷を受けてズレることもあります。
眼内レンズがズレた場合はどうするの?
眼内レンズのズレを放置すると視力低下だけでなく、ぶどう膜炎、緑内障、網膜剥離といった重篤な疾患を招く恐れがあります。
そこで再手術をして正しい位置に入れ直すか、新しいレンズに取り換える、もしくは縫って留めることになります。
再手術には時間がかかるため入院となるようです。少しでも見え方の異変を感じたら、すぐに受診することが大切です。
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