白内障の手術は非常に進歩し、ほとんどが日帰りで安全に行えるようになりましたが、やはり「コワい」と思ってしまいますよね?
しかし手術を先伸ばしにすると、水晶体の核が硬くなったり、緑内障を併発したり、体力が落ちて手術ができないこともあります。
逆に、早目に手術をすれば、眼底がよく見えるため、他の眼の病気が見つかることもあります。
必要となる視力は趣味や仕事などその人の生活によって異なる
白内障の手術をおこなうタイミングと視力
- 視力が0.7以上
- 視力が0.5~0.6
- 視力が0.4以下
- 視力が0.1以下
夜間の車の運転で対向車のライトがまぶしく感じる場合は受けましょう。
手術を勧める基準としている医師が多いです。
大きな画面でテレビが見られれば満足な高齢患者なら、薬で様子をみることもあります。
視力がこのくらい低くなると核の硬化が始まるようなので、その前に手術を受けましょう。
結局、手術を受けるタイミングは「もうこれ以上は生活が不便で仕方ない」と感じた時だといえます。
医師の判断で手術のタイミングが決まるタイプ
以下のような方は、医師の判断で手術のタイミングが早くなったり遅くなったりします。
手術が早くなるタイプ
- 白内障の進行が速い人
- 他の眼病の手術もする人
- 糖尿病網膜症の人
緑内障やぶどう膜炎など合併症のキケンがあるため早めに手術することがあります。
緑内障手術や硝子体手術などを行う予定のある人は、負担を軽減するため白内障の手術を同時に行うことがあります。
糖尿病の人は眼底検査を定期的に行い網膜の状態をチェックしたうえで、適切な時期に白内障の手術を行います。ただし網膜の状態が悪い場合(新生血管の勢いが強いなど)は逆に白内障の手術を遅くします。
手術が遅くなるタイプ
- 糖尿病網膜症の人
- 角膜内皮細胞数が少ない人
- 進行度合いが左右の目で差がある人
白内障の手術により網膜に悪影響を及ぼす可能性が高いと判断されるときは、性急な手術はせず、しばらく網膜症の治療を行い、良好な状態となってから白内障手術に入ります。
白内障手術は角膜内皮細胞を減らすため、術前にチェックして角膜内皮細胞の数がもともと極端に少ない人には手術を勧めない場合があります。角膜内皮細胞の数が少ないと、視力に障害が出るからです。
白内障が両眼にあり、左目と右目とで進行に差があると、術後モノの大きさが違って見えます。片方の眼の進行がもう片方に追いついてから同時に手術します。
ルテインと白内障の関係
白内障の有名な対策はルテインを摂るですが、
ルテインが白内障の防止に効果があるかどうかは分かっていません。
でも、そんなの待ってられないですよね。
早め、早めに手を打ちたい方はここから手に入ります。