とにかく!白内障の症状を悪化させないために今すぐ取るべき対策

知っておくべき白内障の初期症状の見え方。白内障に3倍なりやすい中高年の特徴とその進行を抑える5つの方法

手術と眼内レンズ

白内障手術の体験者の声から分る本当のこと

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白内障の手術(日帰り)を実際に体験した人ならではの感想・意見をまとめてみました。これから手術を受けようとするかたの参考になれば幸いです。

意外に大問題!シャンプーができないこと

白内障手術をした後は1週間くらい洗髪できません。これが若年層患者にはいちばんの問題となっています。

高齢者ではシャンプーできない事は大した問題じゃありません。しかし、毎日シャンプーする若年層にとって1日でも洗髪できないと不快であり、それが何日も続けば大変な苦痛になるのです。

顔に水がかからないようにすれば構わないので、理美容院で仰向けにシャンプーしてもらう分にはOKなのですが、では実際、美容院に出向いてやってもらったのはというと、すべて女性。男性は「わざわざシャンプーのためだけになんて行かない」のです。

みなさん水なしシャンプーを試したり、手術当日にしっかりシャンプーしてくるなどしてなんとかしのいでいます。

そのためシャンプーが解禁になった時のよろこびはひとしおのようです。

手術時期は夏を避けて

シャンプーなしのことを考えれば手術は夏場を避け、寒い時期に受けるのが鉄則。
病状の進行具合や予約の混み状況により、思ったようにはいかないかもしれませんが…。

術後はほこりや汚れが髪につかないよう外出も控えたほうがいいでしょう。

患者にやさしい病院を選ぼう

白内障手術は多くの病院で行われていますが、病院(医師)により多少やりかたが異なります。また手術後の対応にも違いがあり、個性が表れています。

どこでも行われている手術だからこそ、患者の気持ちを汲んでくれる、細かな点にも配慮した病院、ドクターに出会いたいですよね。口コミも大いに利用して、できるだけ多くの情報を集めておきましょう。

まぶしい!手術中はひたすら光を見てるだけ

手術中、眼は開けっ放しで閉じることができません。(手術しないほうの眼は覆われています。)麻酔でぼうっとしてますが、ひたすら天井の照明を見つめていることになります。手術なので仕方がないのですが、まぶしく感じるかたが多いようです。

しかし中には、たとえ数秒間でも必要ない時は照明を消して目を休ませてくれる病院があります。心理的な負担を考えれば、こうした配慮はとてもありがたいです。

手術後は眼帯だから眼鏡かけられない!

手術を終えるとガーゼ眼帯をし、その上からカッペという金属製の眼帯を当てます。

眼帯のうえからだとメガネがかけられませんから、普段メガネの人も残っている方の裸眼に頼らざるを得ません。しかし裸眼視力が悪ければとても見えづらく、キケンなこともあります。

実際、裸眼視力0.06のノンフィクションライター工藤美代子さんは、術後受付まで歩いて行くのさえとてもコワかったと言っています。

ところが病院によっては看護師さんが術後介添えしてくれたり、車いすを用意してくれたりするところもあり、そうしたところでは負担がかなり減ります。

眼科は忙しいのが常ですが、できるだけ患者に寄り添ってくれる病院を選びたいですね。

術中はくしゃみもできない?!

手術では非常に繊細な作業をするため、患者が動くと大きく狂ってしまいます。そのため「くしゃみやせきなどが出そうなら知らせてほしい」という病院があります。

とても親切な配慮と思いますが、実際くしゃみが出そうになった時、「くしゃみ出そう!」と言った瞬間「ハックション!」となるのでは?

たとえば指で寝台をたたくとか、事前にサインを取り決めておくといかもしれません。細かなことでも嫌な顔をせず対応してくれるドクターであってほしいです。

術中の苦痛は「痛み」ではなく「メンタル」の問題

手術前は程度の差こそあれ誰だって不安です。特に不安なのが術中の「痛み」について。

体験談では誰もが「痛くなかった」と言っています。ただし「重い感じ」とか「圧迫感」とか、水晶体を吸引してる時に「何か」を感じる人はいるようですが。

術中は、痛いというよりは苦しい感じがするようです。

「アッという間におわるよ」に同調しない経験者もいる

「白内障手術はたった5分。アッという間に終わるよ」とあっけらかんと言う人がいますが、一方で「頼むから早く終わってくれ~」と叫び出したい心境だったという人もいます。

あっという間だったと語る人は怖がる暇すらなく、まるでベルトコンベアに乗ったかのように次から次へと作業がなされていったそうです。その間、スタッフが逐一説明、世話をしてくれ、緊張を解きほぐしてくれたそうです。

一方叫び出したかった人は、視界にメスと思われる物体がボンヤリと見え、照明の光が赤く染まって血を連想したといいます。逃げるに逃げられず、恐怖ですっかり弱ってしまったんだそうです。

前述したノンフィクションライターの工藤美代子さんもたいそう緊張したらしく、肩の力を抜くよう何度も言われたそう。終わったら意識が途切れそうなほど疲労困憊していたとか。

同じ手術でありながらこうした違いが生じるのはひとえに感受性の違いによる、とは限りません。

確かにメンタルが弱ければ緊張感も強く、妄想も肥大するでしょう。しかし、それに歯止めをかけてくれるのが、‘現実の声’ではないでしょうか。

スタッフに事前にカミングアウトしておこう

現実の声とは、術中におけるスタッフの声掛けをはじめとした細やかな心遣いだと思います。

事前に頼んでおけば看護師さんが手を握っててくれます。
病院によっては手術室への家族の付き添いを許可してくれるところもあります(ただし1名までですが)。
緊張をほぐそうとスタッフが笑わせてくれたと語る体験者もいます。

メンタルが弱いと自覚するならプライドを捨てて(?)事前に伝えておきましょう。術中スタッフが手を握ったり声を掛けるなど、さまざまな配慮をしてくれるはずです。

手術より大事!その後の見え方について

術前はどうしても手術そのものに目が向きがちですが、問題はむしろ手術をした後。術後の見え方が変わることです。

眼内レンズを入れることで第2の新しい目を手に入れるのですから、それまでの見え方とは異なります。

ほとんどの体験者が良く見えるようになったと満足していますが、「いままでよりまぶしく感じられる」「視界の下方が膨らんで見える」「ピントを合わせるのに時間がかかる」といった細かな不満はあります。

しかしそれらはみな「慣れ」の問題。時間をかけて新しい道具を使いこなしていくしかありません。1~2か月から1年かかる人まで、慣れる時間はさまざまです。

これから手術を受けようというかたは手術そのものよりも、第2の眼の見え方について思いを巡らしてみてください。

そのためには眼内レンズについての情報を集めておくことをおすすめします。手術は5分ですが、眼内レンズは50年付き合うのですから。

体験者の語る眼内レンズ選び

眼内レンズには単焦点レンズと多焦点レンズの2種類あり、どちらを選ぶかはその人のライフスタイルによります。

まずは一般的な、保険診療でできる単焦点レンズについてです。

単焦点レンズはどこにピントを合わせるか

みなさん一様に悩んでいるのが、ピントをどこに合わせるか、です。

片眼手術の場合、普段裸眼で生活している人(もともと視力の良い人)は、焦点距離を健康なほうの裸眼視力に合わせてバランスをとります。おおむね遠くにピントを合わせ、近くを老眼鏡で見る形になります。

強い近視で普段コンタクトをしてる人は、焦点距離を裸眼視力に合わせるのではなく、コンタクトに合わせたほうがバランスがとれるといいます。

しかし年齢が高いと将来的にコンタクトは使えなくなります。その時にはもう片眼も白内障になっている可能性が高いので、その時点で裸眼視力に合わせればいいそうです。

もともと近視の強い人は近くにピントを合わせた単焦点レンズで十分満足できるそうです。

0.05の人が焦点30㎝に合う単焦点レンズを選んだ場合、遠くが全くぼやけるかというと案外よく見えるそう。実質0.3くらいの視力に感じられ、近視の度合いが弱まったと思えるんだそうです。

年配のかたなら白内障手術で白内障とともに強度近視も解決でき、「老眼のある弱い近視」レベルになります。

また、長年メガネをかけ続けてきたかたが多いため、白内障手術後にメガネをかけることに抵抗がありません。単焦点レンズでも不満がないのです。

多焦点レンズは長年のメガネ・コンタクト生活から解放される

一方、多焦点レンズは両目手術のかた向け。単眼だと多焦点レンズの効果が出ません。

自由診療のため高額ですが、保険でうまく賄えたというかたが多いです。

長年メガネやコンタクトを使い続けてきた人からは、近くも遠くも見える多焦点レンズによって近視も老眼も解決し、裸眼で見えることが何よりもうれしいといいます。

気分まで若返って皆さんアクティブになるようです。

ただし多焦点レンズはまぶしく感じられたり、意外とピントが甘かったりといった欠点もあるため手放しでは喜べません。

しかし、ほぼほぼ裸眼で生活できる喜びは何物にも代えがたいようです。

ルテインと白内障の関係

白内障の有名な対策はルテインを摂るですが、
ルテインが白内障の防止に効果があるかどうかは分かっていません。

でも、そんなの待ってられないですよね。

早め、早めに手を打ちたい方はここから手に入ります。

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